中村 俊輔 「察知力」
・思うようにいかないことにぶち当たったとき、原因を察知する力。
・上司から自分が求められていることを察知する力。
・目標へ到達するために、やるべきことを察知する力。
・周囲の状況や変化を察知して、臨機応変に対応する力。
・人を思いやり、他人の気持ちを感じる力。
風呂の中でも反省ばかりしていることも少なくない⇒来週はこういう練習に力を入れた方がいいかな
プレーする選手たちのレベルの高さを噛み締めていた。⇒目指すべき場所はまだまだ先にある。
自分と彼らとの距離を体感できた。
様々な体験をしたことで、使える引き出しの数が増えた分、対応できる場面も増えた。
足りないものが解れば、それを埋めることを考えればいい。何も解らないよりよっぽど素晴らしい。
自分はまだまだだと思えたら、それはそれで素晴らしい⇒課題が見つかったってこと。 ⇒どうすれば克服できるか。
☆現状に満足していい気になる。痛い目にあったことがある。
物事が起きるには、原因があるはず。自分の思い通りにことが進まないなら、その原因を察知して解決の糸口を見つけ出せばいい。
「常に未来を察知して、自分には何が足りなくて、何が必要なのか、危機を察知して準備すること。
いつも先を見て、周囲を見て、空気を読んで、自分に足りないものは何かと察知して、準備する。」
毎日、できることを100%やる。
壁がある:どんな分厚い壁であっても逃げずにぶつかる。砕け散ったとしても、ぶつかったことで得るものがある。壁がたくさんあった分、引き出しも増えたし、伸びることができた。
いつも壁を探し、危機感を持ち続ける。満足感はもたない。
☆自主練習:ただ漠然とやるのではなく、テーマを設定してやる。「今週はこういうことができるまでやろう」
足りないところはたくさんある。それを補うために必要なことは、考えること。
普段の生活でどんなに悩んで、考えてもそれが無駄になることはない。
経験を積み、引き出しの数が増え、今ではあまり考えなくても自然と選択できることも増えた。
子どものころから兄たちを観察して、どうすれば怒られないかと考えていた。
新しい環境に入ると、自分を出す前に周囲を観察。だからこそ、空気を読む力・察知力がついたのかもしれない。
細かいことを感じるか、感じないか、考えるか、考えないかで人の成長は違ってくる。
同じ映像を見ながら、何を察知し、感じ、自分のものにするかということが大事。
自分のことを知らないと成長できない。何ができ、何ができないのか。
今与えられた環境の中で、何をすべきなのかを察知する。
岡本 太郎 「自分のなかに毒をもて」
本当に生きていくためには、自分自身とたたかわなければならない
狭い枠の中に自分を守って、カッコよく生きようとするのは甘えている
⇒自分をたたき潰してやる。そうすれば逆に自分が猛烈にひらけ、モリモリ生きていける
つい周囲の状況に甘えて生きていく方が楽だから、厳しさを避けてしまう
本当の人生を歩むかどうかの境目はこのとき。たとえ結果が思うようにいかなくたっていい。
自分は筋を貫いたんだと思えば、これほど爽やかなことはない。
信念をもって、人とは違った言動をし、あえて筋を通すというような生き方
自分のことが自分で解らないのに、勝手に自分はダメだと見切り、安全な道をとってしまう。
不安で、迷って、自信がない、何をしたらいいのかてんで解らない
⇒自分はそういう人間だ。ダメなんだ。とストレートに認めること。
そんな気の弱いことでどうすると考えても、気は強くならない。
自分は気が弱いんだと受け入れて、強くなろうとジタバタしない。諦めるのではなく、素直に受け入れる。
他人から見ればとるに足らないようなバカバカしいものでも、自分だけでコツコツと無条件にやりたくなるものを見出せれば、きっと目は輝いてくる。
何かこれと思ったら、まず他人の目を気にしないこと。
まずどんなことでもいいから、ちょっとでも惹かれそうな事を無条件にやってみる。
何かすごい決定的なことをやらなきゃと思わず、ちっぽけなことでいい、心の動くままに。
必ず見つけようと頑張る必要もない。見つかってもいいし、見つからなくても良い。続かなかったら続かなかったでいい。つまらなかったら辞めれば良い。
日記を書きたい。書こうと思ったら、続くかよりも書こうと思ったことが大事。続けなければならないと義務に縛られて書く必要はない。また、別の計画を立てて他のことをやってみる。三日坊主でかまわない。その瞬間にすべてを賭けろ。
「今はダメだけど、いずれ」とは絶対に言わないこと。
現在の自分に責任をもって、瞬間瞬間に情熱を。ベストをつくすのは、現在のこの瞬間である。
自己嫌悪におちいる。⇒自分のことを特別だと思ってしまっている。自信なんてものはどうでもいい。ありのままの自分を貫く。
自分と他を比べるから、自信が問題になってくる。他と比較して(誰々よりも自分は下だ)自分を決めるなんて卑しいことはしない。ただ自分の信じていること、正しいと思うことに、突き進む。
弱さを何とかごまかそうとしたり、強くみせかけようとしない。
自分は充実して生きている、これで精一杯だと思えば、悔やむことも歎くこともない。
あっちを見たりこっちを見たり、まわりに気を使いながらカッコよくイージーに生きようとすると、人生を貫く芯がなくなる。うまくやろう、成功しようと思うから、逆にうまくいかない。流されたままで生きているにすぎない。
そうじゃなく、これをやったら駄目になるんじゃないかということ、まったく自信がなくてもいい、死に物狂いでとにかくぶつかってゆく。うまくいくとかいかないとかそんなことはどうでもいい。
自分が非力であろうと馬鹿であろうと、そういう自分全体に責任を持って、堂々と押し出す。
他人が自分をどう見ているかなんて気にしていたら、絶対的な自分というものはなくなってしまう。
自分は、なんて馬鹿なんだといいながら、そのくせ内心では、いやそんなこともないかもしれないなんて思ってしまっている。他人に基準をおいて自分を考えている。たとえ他人にバカにされようが、けなされようが、笑われようが、自分が本当に生きている手ごたえをもつことが大事。
自分が未熟だからと消極的になってしまったら、未熟である意味がなくなってしまう。未熟のままだらしなく熟したことになってしまう。
皆自分を大事にしすぎる。自他に甘えている。本当に自分のあり方を、外に突き出していない。
だから裏目が出てきてしまう。好かれなくても良いと決心する。自分をぶっ壊してやるというつもりで。
ただ中途半端は駄目だ。自分のポジションも奇妙なことになって、やらなきゃよかったと悔いばかりが残る。
途中で自分を大事にしたりしない。徹底的に貫く。一度外から自分を眺めてみよう。自己嫌悪なんていい加減のところで自分を甘やかしていないで、もっと徹底的に自分とたたかってみよう。
才能のあるなしに関わらず、自分として純粋に生きることが、人間の本当の生き方だ。
日常のむなしさから逃げ、はみ出して、とっぴょうしもないことをやる、そんな特殊な行動や出来事をいうのではない。瞬間瞬間の生き方だ。自分が本当にノーだと思ったら、ノーと発言することだ。
行動に、自分の運命に責任を持つ。格好つけたかわったことをやってみるのではなく、何でもないことに筋を通す。朝起きてから寝るまで、瞬間瞬間の闘い。ごく些細なものから、重い決断まで。
愛をうまく告白しようとか、自分の気持ちを言葉で訴えようなんてあまり構える必要は無い。身体全体、存在全体が愛の告白。
多くの出会いによって、人間は他人を発見する。他人を発見するということは、自己の発見なんだ。
愛情を素直に彼女に示す。その結果答えが得られようが得られなかろうが、お返しを期待せず自分の心を開くことで、自分自身が救われるはずだ。良い答えを得たいと願っていてもそれはあくまでも夢で、孤独の中でその夢をいかし、愛を深めればいい。急ぐ必要はない。遠くから彼女を想って見守る。相手を思いやる余裕を持ちたい。
子どもに対して、一段上というか別の立場に立って口をきいている。7つか8つからもう大人なのだ。
人生は本来、瞬間瞬間に、無償・無目的に爆発しつづけるべきだ。
自分を認めさせようとか、この社会の中で自分はどういう役割を果たせるんだろうとか、色々状況を考えたり、成果を計算したり、そういうことで自分を貫こうとしても無意味な袋小路に入ってしまう。
今この瞬間。まったく無目的で無償で情熱のありったけ、全存在で爆発する。
中竹 竜二 『挫折と挑戦』
※早稲田大学ラグビー部監督のエッセイ。
彼は自分のことを名監督ではない、才能もカリスマもないと受け止めている。
それでも結果を出すにはどうしてきたのか。
・引っ張らないリーダー。自分は選手のフォローに徹する。 皆で話し合って決める。自分たちで課題を発見する力を養う。
・自分を飾らない、解らないことは解らないと、正直に伝える。
・選手を大声で怒鳴ったりしない。怒っても怖くないし、対話を大切にする。
・何を言うかよりも、何を言わないようにするか。
(お前はダメだ、なんでできないんだといった失言を辞めた)
・自分は何ができるのか。
(できることを積み上げていくと、自分の能力が見えてくる)
・自分には何ができないのか。
(自分のスタイルのラインが見えてくる)
・自分は何がしたいのか (これを問うていくことで、自分の意思がなんとなく見えてくる)
・自分の都合の良い時にだけ、良いことをするのではなく(困ったときの神頼み)、 常日頃から行うようにする!
・練習で力を出し切ることを続けると、本番で力を調整できるようになる。
・たった数時間を必死に取り組むことで、信頼感を得られるのであれば、実行する。
・やった後悔、やらなかった後悔 人はどちらの後悔も経験する。
「やればよかった」よりも「やってしまった!」の方が、人間を大きくするのかもしれない。かっこ悪さも、思い切りさらけ出してしまえば、それはそれでかっこいい!
弱さをさらけ出せる人は、弱さを受け入れる態勢ができているということ
それって逆に強い人なんじゃないかな、と思いました。
千原ジュニア『西日のあたる教室で』
阿川佐和子 『聞く力』を読んで
有能なインタビュアーとは、相手が答えに窮するほどの鋭い質問を
ビシバシ投げかけて、あくまでも冷静に、見事な切り返しができる人をイメージ。
でも聞き上手とは、ビシバシ切り込んで行くことだけではないのかもしれない。
※大事なことは、相手がこの人に語りたいと思うような聞き手になること。
経験をいくら積んでも、毎回インタビューの直前は怖くて仕方ない。
それでいい。いつも初心者気分がいい。
慣れたと気を抜くと、落とし穴にはまるから。
いつでも事前準備を大切にする☆大切なポイントを重点的におさえる。
➡質問事項を20から10項目へしぼる。➡三本柱を決める。
次の質問はどうしようかと考えてばかりいると、
相手の話の中身を深く理解しようとせず、話に連続性が生まれない。
一言一句もれなく聞くことは不可能だげど。できるだけ相手の話に集中する。
あれ❓と感じたことは聞く。🌟ほんの小さな言の端に隠れているもの
これは聞き流さないぞ!という大事なポイントは逃さない。
🌟自分と同じであることを正しい・当然だと過度に思い込まないように!
自分とどう違うのか。近いのか、遠いのか
嬉しかったりする感情に、違う体験ながら、何処かで共鳴する場所を見つける。
🌟違う思考や行動を経験した他人の気持ちの一部だけでも、
自分の何かの体験と重ね合わせることができた時、
相手に対するより深い理解と興味が生まれる。
相手の的をえたことをいう➡互いのことを熟知し、深い愛情が通じ合っているからこそできるもの。そんな簡単にできることではない
🌟「わかるわかる!」あなたの気持ち良く解るといいがち。ホントに❓
安易に言わない。自分は同じ経験をしていないし、どんなに相手に乗り移ってみた
ところで、全て理解することはできない。
でも似通った自分の経験を探り出し、その時の気持ちを重ねてみることは大切。
全ては解らないけど、何とか寄り添うことはできないか、必死に理解しようとすること
が大切。
🌟ほんの小さな相づちも「きちんと打つこと」と肝に銘じる。
人の表情で、こう思っているに違いないと勝手に決めつけない。
人は、それぞれの人に向き合う顔がある。
一人に対して、自分の全てを見せているわけではない。
未知の部分があるからこそ、その人に対する興味が尽きることはない。
自分たちが認知していた相手のイメージは、その人のほんの一部に過ぎない
親身になって話を聞く。➡自分の意見を伝えようとか、自分がどうにかしてあげようとか、そういう欲を捨てて、ただひたすら聞くことである。
愛想良く近づいていけば、誰だって自分に好意的になってくれると思うのは
間違い。驕りである。
人にはそれぞれ愛想の作り方、その人にあったものがある。
⇒普段はむすっとしているが、時折笑うとギャップがあって良いからと真似してできるものではない。
私最近ふけちゃって。しわも増えたし。➡そんなことないですよ。
大切なのは、返す言葉の種類ではない。言い方や表情が大切!
本心で自分を慰めてくれていると相手に伝わればそれでいい。誠意が大切。
荷物もってあげようか❓➡荷物持とうか❓➡荷物もつよ!
話には、具体性が大事。
語り手が無口であろうと多弁であろうと、へたでも上手でも、ほんの些細な一言の中に聞く者の心に響く言葉が必ず潜んでいるもの。
それが決して「立派な話」である必要はない。
共感したくなるような、小さな魅力があればそれだけで充分です。
Aさん 〇〇してしまった。これ訴えられたら捕まるんじゃないかという悩みに対して
❌そんなことじゃ捕まらないよ。別にだいじょうぶでしょ!大したことないでしょ
適当に軽く流す。適当な相づちをうつ。
⭕親身に聞く。こちらの気持ちはまず置いておき、ちゃんと耳を傾ける。
相手の抱えている悩みの深刻さは、最初はわからない。話を深めていかないと
本当に捕まらないという確実性もない。わからないのに、わかったようなことを言ってしまうのは良くないかな。
山田ズーニー 『考えるシート』
・頭の中がごちゃごちゃする
・悩んでいるだけで時間が経ってしまい、結局気持ちがずっとモヤモヤする。
・思っていることを言葉にしてみると、たどたどしくなってしまい、
思うように相手に伝えられない。
こんな悩みを抱えているときに、この本を読んで実践してみると、効果的!
例えば、「悩んでいること」に対しては、以下の項目に添って紙に書き出してみます。
①今の自分の気持ちを気の済むまで書き出す。
②書き出したものの中から、すぐに解決できそうなものは消していく。
③残ったものをグループ分けする。
④悩みについて、今の自分の気持ちや苦しさをありのままに書く。
⑤自分はその悩みに対して、この先どうなっていればいいか?どうすれば悩んでいる状態から楽しくなれるのか?アイデアを書き出す。
⑥どう行動にうつすかを書き出し、片っ端から試してみる。ダメだったらその方法は消していく。
この他にも、実践マニュアルが複数紹介されています。
やるのとやらないのとでは、大違いです。
大切なのは、自分と向き合い受け入れる作業をいかに積み重ねられるか。
いかに行動に移せるかです
自分と向き合うことは、面倒だし、落ち込んだり傷ついたり気持ちも苦しくなるし、
ほとんどの人はやりたくないですしやらないと思います。
人間は楽をするようにできています。
毎日習慣にできれば、なおいいですが、いきなりは難しい。完璧は目指さない
仕事前はちょっとしんどい。仕事が終わったら、家でゴロゴロしていたいです。
まず最初の一歩は、休日気持ちがリラックス状態にあるときに、時間を決めて書いてみ
ることがおすすめです。
この一歩を積み重ねていくと、今日は書いてみようかなと思う日が増えてきます。
そのチャンスを見逃さず、すかさず書いてみる。
紙とペンは、すぐに行動に移せる場所に準備しておくのが良いですね!
映画『ぼくたちの家族』を見て
『舟を編む』などで有名な石井裕也監督が映画化した家族の絆を描いた人間ドラマ。
父・克明(長塚京三)、母・玲子(原田美枝子)、長男・浩介(妻夫木聡)、
次男・俊平(池松壮亮)の4人家族。
ある日突然、母・玲子が脳腫瘍と診断され、余命1週間と宣告される。
母の発病をきっかけに、それまでバラバラだった家族に隠されていた
様々な問題が噴出。
その後、関係を見つめ直し、家族が再生していく様を描いている。
浩介は、母の余命1週間という医者からの宣告、両親の多額の借金など
様々な問題が振りかぶってきても、自分が今できることを精一杯やるしかないと腹をくくり始める。
そのためには、自分一人の力ではどうしようもなく、
周りの人(父や弟・妻・同僚など)の助けを借りること。
支え合い補い合うことの大切さを学んでいく。
母のため、そして家族の絆を取り戻すために、一人ひとりに次第に変化が見られていく。
誰かのために力を尽くす、その本気さ、必死さが伝わってきて、とっても感動しました! 泣きましたね(T_T)
時折垣間見られる、浩介の妻(黒川芽似)の優しさ・池松壮亮の演技力が見所です!
おすすめの映画です!!